1997-06-16 第140回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第9号
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、金融監督庁設置法案等二法案に対し、反対討論を行います。 金融庁設置法の背景について政府は、一、バブルの崩壊によるツケにどう対応していくか、また、二、金融市場を弱肉強食に巻き込むビッグバンによる国際化の大波にさらされた金融機関の再編統合にどう対応するか、を挙げているように、本法は、予想される金融機関の経営破綻に備えたものと言うことができます。
○吉川春子君 私は、日本共産党を代表して、金融監督庁設置法案等二法案に対し、反対討論を行います。 金融庁設置法の背景について政府は、一、バブルの崩壊によるツケにどう対応していくか、また、二、金融市場を弱肉強食に巻き込むビッグバンによる国際化の大波にさらされた金融機関の再編統合にどう対応するか、を挙げているように、本法は、予想される金融機関の経営破綻に備えたものと言うことができます。
最後に、中央銀行制度の改革は、現在行財政改革・税制等に関する特別委員会で審議されております金融監督庁設置法案等による大蔵省改革とあわせて、我が国金融行政、金融政策を見直す際に極めて重要な問題となるものであり、今国会において日本銀行法の改正が実現したとしても、それですべてが終わりではなく、今後も常にそのあり方を検討、議論していくことが必要不可欠であることを指摘し、私の討論を終わります。
○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、金融監督庁設置法案等の問題について、橋本総理並びに関係大臣に質問いたします。 今回の金融監督庁設置法案の提出に至る経過的背景として、住専問題、大和銀行事件に続き、野村証券と第一勧銀、日債銀、日産生命問題など、相次ぐ金融腐敗・不祥事や破綻があったことは明白であります。
預金者保護につきましては、昨年成立をさせていただきました金融三法において預金保険制度の拡充を既に措置いたしておりますほかに、検査・監督体制につきましても、今般、金融監督庁設置法案等を提出いたしております。 また、金融取引に係る苦情・紛争処理体制など、その他の金融機関の利用者の保護のための措置につきましては、今後、金融システム改革におきまして所要の措置を講じてまいります。
政府としても、この与党の合意を踏まえ、金融監督庁設置法案等の法律案を本国会に提出いたし、本日質疑が行われておるところであります。